日本紳士録
Wikipediaより
紳士録(しんしろく)とは、官僚、大企業の役員、芸術家など著名人のうち、存命で活躍している人物の情報を掲載した本を指す。
生年月日と出身地、最終学歴はもちろん、刊行時点での居住地、場合によっては家族情報や趣味などの個人情報が記されていることもある。「Who's Who」や「人名年鑑」とされていることもある。福沢諭吉が提案した。
とあります。
戦前はこちらに名を記載されることが社会的ステータスのようなものであったらしいですね。しかし、後に詐欺に使われる事が増え、個人情報の取り扱いからも記載拒否する人が増え、明治22年からの歴史は平成19年で休刊となりました。
そんな日本紳士録ですが、インターネットで見れる国会図書館デジタルアーカイブにて二代目助次郎の名前を調べたら記載されておりました。先代丹右ヱ門は無かったものの、昭和7年から見つかっています。
●は所得税
▲は当時の電話番号
です。
ちなみに、Wikiにあった学歴・趣味・家族構成等は載っていませんでした。同史料の中に、今では消された族称が載っている人もいました。
紳士録で名前が見つかったものの、新たな情報は当時の所得税と電話番号のみとなります。少々期待しただけに収穫は小さかったですね。
ちなみに、この電話は分家先で懸賞に当たったもので、「本家の方がよく使う」という理由から譲り受けたものだと長老から聞きました。
昔、家にあった壁掛け電話は近所の人もよく使ったそうです。
他、先祖を調べるルーツで大衆人事録・人事興信録というのもありまして、紳士録より詳しく情報が載っていますが、他では残念ながら当家の記録に繋がる史料はありませんでした。
滑川姓は戦国時代に茨城から秋田へ移動した記録はありますが、この東京の記録はありません。
人伝に聞いた話では、菩提寺の先代住職が鎌倉から来たと言っていたそうですが詳細は不明です。
恐らく徳川家と海苔採取業が関わっての事かと思いますが‥
他、戦前の内閣である立憲政友会の史料に滑川丹右衛門の名が該当しましたが、肝心のその史料が見付かりません。恐らく名前だけの記載でしょうが、気になるのでいずれ見つけて行こうかと思います。
というわけで、案外知らないものの図書館の史料に先祖が載っている可能性があるというお話でした。
気になった方はGoogle検索ツールの書籍という項目で先祖の名前を検索してみてください。
思わぬ発見があるといいですね。